SPRING COLLECTION “拾玖丿零肆”

紙布と紙子の羽袖

毎回、コレクション発表後 一ヶ月以上過ぎると、こちらの JOURNALや ＳＮＳでの、ご紹介時には 完売となっているアイテムが多くなります。
このアイテムも、すでに売り切れておりますが、どうぞ ご容赦ください。
今回は、ざっくりと織られたマットな質感の紙布に、衿や袖口にハリのある紙子を組み合わせて アクセントをつけた和慈羽袖です。
和紙の衣類には、和紙を細い糸にして織り込んで布にした 紙布(しふ)を仕立てたものと、和紙そのものを衣服とした 紙子とがあります。 この羽袖には、その両方を それぞれの特性を活かして 組み合わせてみました。
和慈羽袖とは、このように 袖を肩や首に掛けたり、或いは後ろに流したりと、大きな布を自在に纏うが如く、着こなしのパターンが無数に生まれます。 衣服を着る楽しみを、改めて思い出させてくれるアイテムです。

羽織紐として、メタルのような装飾のビーズと よく見ればカラフルなルーサイトのビーズを組み合わせた かなめ玉・フックをコーディネート。 ややモダンな印象も引き寄せてみました。