いつも『FOUR SEASONS ~滴や 装い拓き~』の【和次元・滴や】コレクションを ご覧いただき 誠にありがとうございます。

今回の夏コレクションでは、「透かしの美学」に こだわって製作しています。
風に揺れる風鈴や、木漏れ日のように陽射しを和らげる簾など、自然が醸し出す涼感を意識的に取り入れた夏の風物詩が、日本には古くから存在しています。 このような 視覚からも涼を得るための工夫に加え、【和次元・滴や】らしい洒落や遊び心の要素を盛り込み仕上げたコレクションとなっています。

夏定番の麻の他に、絹や苧麻を混紡したシースルー素材、メッシュやベールと多彩な素材が見せる透け感や陰影、あるいは、 その掛け合わせにより生み出されるモアレ(干渉斑紋)まで、様々な 透かしの装いをラインナップしています。 どのコーディネートにも、着こなしで 表情が変化し、風や陰影が感じられる仕掛けを凝らしました。

今では、古めかしさが漂う「透かしの美学」を、現在進行形へと引き戻すべく、透かしの効いた《HAKAMA-SHIKI/袴式和服》を取り揃えています。 今回も「現代版サムライスタイル」を お楽しみいただければ嬉しい限りです。

和次元 滴や    装造師 宗裕