FOUR SEASONS LOGO MARK : WINTER FOUR SEASONS ― 滴や装い拓き 2016WINTERCOLLECTION

Code : FSWC 拾陸丿零壱- FSWC16-01 -

[PHOTO:FSWC-1601:main]

上質な白いウールの上に、まるで蛇革のような斑模様に黒の箔プリントを施している。素材の上等さを、ひけらかすことなく、古いレザーがひび割れたように見せて、箔プリントにより覆い隠してしまっている。まさに、能ある鷹は爪を隠す的な、男らしさを感じさせてくれる逸品と言えるだろう。さらに、臙脂色の裏地も、このマントの奥深い魅力と色気の演出に一役買っている。
そして、今コレクションの画像では紹介していないが、このマントの配色違いも存在しており、そちらは黒地のウールに妖しく底光りした黒の斑模様である。

[PHOTO:FSWC-1601:main]
【マント】
No.:HOA0115
Material:〈表〉毛 100%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一〇五(M),一二〇(L)
Price:121000

Code : FSWC 拾陸丿零弐- FSWC16-02 -

[PHOTO:FSWC-1602:main]

ファッション雑誌の表紙を象った柄のゴブラン織を素材とした風土ローブである。ゴブラン織とは、綴れ織の一種だが、ヨーロッパ製のジャガード織も含めて、広い意味で呼ばれることが多い。このスペイン製のゴブラン織も、どちらかと言えば、風通織に近い組織の生地である。いずれにせよ、精巧な技術により 鮮やかで斬新な柄が表現されていることは 間違いない。このように発色の良い柄は、天然素材の糸では作れない。歴史に裏打ちされた技術と現代の化学を背景にした素材の掛け合わせにより生まれた、大変贅沢な素材だと言えるだろう。
美しい女性をはべらせたカラフルな柄で、男の野望を実現したような豪気さと 遊び心の溢れた風土ローブに仕上がっている。大柄で高価な素材のため、製作は2点のみ。ショッキングピンクとオレンジの裏地のものが、各1点ずつ。コートクリップは、蛇革を樹脂コーティングしたビーズと透明度のあるレトロなビーズ等でヨーロッパ調に仕上げている。

[PHOTO:FSWC-1602:main]
【風土ローブ】
No.:NIA0091
Material:〈表〉ポリエステル 38%,綿 31%,アクリル 31%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一二五(L)
Price:203500
Limited:2点
【コートクリップ】
No.:H-158
Material:蛇革,アクリル樹脂,他
Price:6600

Code : FSWC 拾陸丿零参- FSWC16-03 -

[PHOTO:FSWC-1603:main]

毛足の長いフェイクファーのマントである。当店のマントは、デザイン的にはクラシカルな要素も踏襲している。古めかしいのに、最も複雑な箇所が、手を出すためのホールである。この部分の加工を省略するために、所謂ポンチョのように丈を短くして ホールを設けないデザインのマントが、巷には増えている。
しかし、【和次元・滴や】製のマントには、すべてホールを付けている。当然、この毛足の長いマントにもである。大抵の方は、商品の素材ばかりに着目するが、加工の技術もそれ以上に重要である。さらに、技術の複雑さは、素材により大きく異なる。率直に言うと、この毛足の長いマントは、通常の倍ほどの職人の手間とコストが掛かっている。
そういう理由もあって、毛足の長いマントを見かけることもないのであろう。この青みのある墨黒のフェイクファーのマントの、見たことの無いものを見た衝撃は底知れない迫力となり、限定1点のみの希少さが強烈な個性となっているのである。

[PHOTO:FSWC-1603:main]
【マント】
No.:HOA0113
Material:〈表〉アクリル 100%,〈芯〉ポリエステル 100%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一〇五(M)
Price:121000
Limited:1点

Code : FSWC 拾陸丿零肆- FSWC16-04 -

[PHOTO:FSWC-1604:main]

コートの着やすさとマントの迫力を併せ持つスグレモノである二重廻しを、さらに優雅にしているのが、ふんわりと起毛したチェックである。このチェックの柔らかさは、モヘアとアルパカの合わせ技から生まれている。貴重な素材を贅沢にミックスしているのだ。そうありながらも、トラッドな上品さがあり、赤も効いて洒落を忘れていない。
さらに特筆すると、身頃の裏には黒の、覆い布(羽根)の裏にはエンジと、裏地の色を変えて小技も効いている。フォーマルにもカジュアルにも使えるので、たくさん着られる便利さと、長く着られる上質さを兼ね備えている。

[PHOTO:FSWC-1604:main]
【二重廻しコート】
No.:HOB0097
Material:〈表〉モヘア 42%,アルパカ 37%,ポリエステル 21%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一二五(フリー)
Price:143000
Limited:2点

Code : FSWC 拾陸丿零伍- FSWC16-05 -

[PHOTO:FSWC-1605:main]

本革の陣パーカである。《10th Anniversary Limited Collection》Op.10の本革袴と同様に、野趣あふれる風合いを残して専用に鞣した牛革を、漆黒に染め、衣料としてのしなやかさと軽さと強度を絶妙なバランスで保つ厚みに、素材を漉いて仕上げている。 さらに型紙を牛革仕様に調整した上で、専門の職人が縫製している、こだわりの塊のような陣パーカなのである。
フードの内側や身頃の裏には、家紋を並べた柄のジャガード織の裏地を配している。牛革本来のスレを化粧で隠すことなく、鈍い光沢も まさに本物!という迫力を醸し出しているが、しなやかさと軽さは抜群で 衣料品としての違和感はまったく感じない。
さらに、衿の前の合わせを重ねることで、着こなしの印象が大きく変化することも楽しい。使い込むことで、唯一無二の味のある陣パーカへと育てていただきたい1点のみの逸品である。

[PHOTO:FSWC-1605:main]
【陣パーカ】
No.:NIB0093
Material:〈表〉牛革 100%,〈裏〉ポリエステル 60%,綿 40%
Size:八五(フリー)
Price:214500
Limited:1点
【コートクリップ】
No.:H-142
Material:陶器,バイヨンウッド,他
Price:6600

Code : FSWC 拾陸丿零陸- FSWC16-06 -

[PHOTO:FSWC-1606:main]

変幻自在な着こなしができる新たな羽織として、毎回好評を得ている和慈羽袖。今回は、光沢感のある起毛したグリーンの生地に、細密な黒の幾何柄を光沢プリントした素材の和慈羽袖で、まるで デジタル信号を身にまとった様な印象である。
表地の起毛は、光沢プリントで抑えられているが、グリーンの毛並みと黒いプリントの2種類の光沢感が電影的で、しなやかな風合いだ。ブラウンとブラックの裏地の違う2種、各1点ずつ製作している。
シルエットも美しいと評判の和慈羽袖は、現在 特許出願中。

[PHOTO:FSWC-1606:main]
【和慈羽袖】
No.:HAA0023
Material:〈表〉ポリエステル 100%,〈裏〉 綿 100%
Size:百(フリー)
Price:77000
Limited:2点

Code : FSWC 拾陸丿零漆- FSWC16-07 -

[PHOTO:FSWC-1607:main]

横段に整然と刈り込むことで立体的に模様を作ったフェイクファーのマントである。このフェイクファー素材には、モーダアクリルが含まれている。モーダアクリルとは、人毛に似た質感と難燃を特性とし、女性用ウィッグなどに使われている素材だ。 新しい素材を加えることで、鋭角に刈り込んで立体的な模様を出したファー様な、天然素材だけでは表現しづらかったデザインが実現する。気付けない人には僅かな違いにしか見えないが、気付くと案外 引き離されていたりするもので、少しの鋭さには巧妙で大胆な洒落が隠されているのだ。
ゴージャスさは そのままに、野性味を削いで仕上げた上品さが加わるので、挑戦しやすいファーのマントに仕上がっている。このフェイクファーは、かなり発色も良いので、別配色も製作している。艶やかな黒、柔かなベージュ、この白の全3色である。

[PHOTO:FSWC-1607:main]
【マント】
No.:HOA0106
Material:〈表〉アクリル 70%,モーダアクリル 30%,〈芯〉ポリエステル 100%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一〇五(M),一二〇(L)
Price:93500

Code : FSWC 拾陸丿零捌- FSWC16-08 -

[PHOTO:FSWC-1608:main]

洒落者に黒好きは多いが、トンビコートや二重廻しに限って言えば、黒を敬遠する方が多い。古着に見えて仕様がない…ことが理由のようだ。当店でも、真っ黒の二重廻しは避けてきたが、今回の黒い二重廻しは自信を持ってお勧め出来る。ご覧の如く、ただの黒ではない。素材は上質なウールだが、表面にナイロンフロッキーという丈夫な植毛加工を施すことで、柄を表現させている。下地となるウールは、黒とチャコールグレーの2配色あり、その上に黒の起毛で不規則な斑模様をデジタル的に浮き出させているのである。
レトロなフォルムの二重廻しに、SF的で男らしい怪しさを掛け合わせた秀作と言えるだろう。二重廻しにもかかわらず、しなやかさと軽さを実現して、配色違いの 黒/黒と、黒/チャコールグレーでは、裏地の色も変える小気味の良さ。画像の二重廻しは、黒/チャコールグレーの配色である。

[PHOTO:FSWC-1608:main]
【二重廻しコート】
No.:HOB0100
Material:〈表〉毛 100%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一二五(フリー)
Price:121000

Code : FSWC 拾陸丿零玖- FSWC16-09 -

[PHOTO:FSWC-1609:main]

前のFSWC16-08にて、二重廻しの下に着ている したたり小袖と袴のコーディネートだ。袴は、上品なグレンチェックに合わせ易い色目で上品である。素材は、ほぼウールとシルクなのだが、少しのメタルを織り込んでいる。それらの組合わせの妙なのか、独特なシワ感があり、カジュアルに用いても個性的だ。
小袖の方も、渋い色目で合わせ易いが、幾何学的に紋様が織り込まれ、意外にも近未来的な印象も。ウール×ポリエステル素材なので、軽くてシワにもなりにくい。上下とも、スマートなコーディネートに相応しい。

[PHOTO:FSWC-1609:main]
【袴】
No.:IIA0805
Material:毛 50%,絹 45%,メタル5%
Size:八九(35in),九五(37in),九九(39in)
Price:44000
【小袖】
No.:ROA0191
Material:〈表〉毛 50%,ポリエステル 50%,〈裏〉綿 100%
Size:七〇(M),七三(L)
Price:49500

Code : FSWC 拾陸丿拾- FSWC16-10 -

[PHOTO:FSWC-1610:main]

今コレクションでは、最も大人しいアイテムと言える二重廻しコートである。細い格子柄は、紳士的な雰囲気で品が良い上に、機能的にも優秀だ。上質なウールにナイロンを混紡し、ポリエステルの芯を合わせることで、防水効果を持たせているからだ。フォーマルにも使える上品さを備えながらも、機能的で存分に使える、守備範囲の広さと、二重廻しのレトロな雰囲気を裏切る様な高性能で、心憎い二重廻しに仕上がっている。
ご覧のチャコールグレーの他に、濃紺の配色も有り。表を引き立てる裏地は、グレーのペイント柄で 肌触りも良い。見えない部分に最大限の気を配った外套と言えるだろう。

[PHOTO:FSWC-1610:main]
【二重廻しコート】
No.:HOB0087
Material:〈表〉毛 77%,ナイロン 23%,〈芯〉ポリエステル 100%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一二五(フリー)
Price:88000

Code : FSWC 拾陸丿拾壱- FSWC16-11 -

[PHOTO:FSWC-1611:main]

フェイクレザーのマントである。表情はコーティングによるフェイクではなく、箔プリントにより皮革らしく見せており、柔軟で 比較的丈夫な仕上がりだ。京都の技術によるものとのこと。それに芯を貼ることで、皮革の質感や重さまで再現している。嫌味のない品の良い光沢だが、やはり男らしい力強さを漂わせている。別配色にキャメルがあり、こちらも色の明るさの割に 重厚さを感じさせる落ち着きがある。
革ジャン感覚で使ってもらえば、和装に限らず 洋装でも楽しみは倍増するはずだ。次で紹介するが、同素材の袴があることも面白い。

[PHOTO:FSWC-1611:main]
【マント】
No.:HOA0083
Material:〈表〉ポリエステル 100%,〈芯〉ポリエステル 95%,ポリウレタン 5%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一〇五(M)
Price:88000

Code : FSWC 拾陸丿拾弐- FSWC16-12 -

[PHOTO:FSWC-1612:main]

前のFSWC16-11で触れた フェイクレザーの袴のコーディネートを。袴の素材については、重複するのでマントの説明を参照いただくとして、相違点として袴の方には芯を貼っていないことを付け加えておく。袴の場合、ヒダの厚みでぼってりするためだ。素材のぬめっとした光沢は、袴のシルエットと相まって、底知れない迫力を演出してくれている。
小袖は、ウール素材だが、変わり織の地紋と臙脂色のムラ染めにより、妖しげな雰囲気を充分に醸し出してくれている。袖口や共衿の先、ポケット口にチラ見せしたコゲ茶色の裏地も、絶妙なスパイス。色気のにじむ男のコーディネートになっている。

[PHOTO:FSWC-1612:main]
【袴】
No.:IIA0806
Material:ポリエステル 100%
Size:八九(35in),九五(37in),九九(39in)
Price:49500
【小袖】
No.:ROA0192
Material:〈表〉毛 100%,〈裏〉綿 100%
Size:七〇(M),七三(L)
Price:49500

Code : FSWC 拾陸丿拾参- FSWC16-13 -

[PHOTO:FSWC-1613:main]

毛糸ほどの太めの羊毛を、ざっくり織り上げたヘリンボン・ツィードの二重廻しである。糸に毛羽立ちがあり、大きめの杉綾に織られているので、風合いと着心地をたっぷりと楽しめる。白と黒だけの色目は、優しく飽きもこず、組み合わせに困らない。昔ながらの紳士物らしいハリのある、アイボリーの裏地を採用し、全体的に素朴でクラシカルな雰囲気に仕上げている。長く愛用いただける逸品になってほしい。

[PHOTO:FSWC-1613:main]
【二重廻しコート】
No.:HOB0095
Material:〈表〉毛 90%,ナイロン 10%,〈裏〉キュプラ 100%
Size:一二五(フリー)
Price:93500
Limited:2点

Code : FSWC 拾陸丿拾肆- FSWC16-14 -

[PHOTO:FSWC-1614:main]

ウール×ポリエステルの力強い縞の袴と、ネル素材の片身合わせの小袖の、暖かなコーディネート。力強いが落ち着きのある縞柄の袴は、冬の外出にもぴったりの暖かさで、シワにもなりにくい。茶色と黒の片身合わせは、渋めの配色ながらも個性的。軽めのネルによる起毛が、冬には有り難い小袖にしてくれている。洒落のアクセントとして、羽織紐としても使えるネックレスを合わせた。和らぎのコーディネートと呼べるだろう。

[PHOTO:FSWC-1614:main]
【袴】
No.:IIA0807
Material:毛 65%,ポリエステル 35%
Size:八九(35in),九五(37in),九九(39in)
Price:44000
【小袖】
No.:ROA0193
Material:綿 100%
Size:七〇(M),七三(L),七七(2L)
Price:44000
【ネックレス 兼 羽織紐】
No.:H-157
Material:樹脂,金属
Price:7700
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